過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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◆itPh.0zEvU
[saga]
2016/04/30(土) 21:38:50.64 ID:CpIHmccP0
今年最初のホームルームや始業式も無事終わり、休み明け最初の部活も当然のように何もなく終わった。
……お悩み相談メールに剣豪将軍なんて文字があった気もするがきっと気のせいだろう。
そして次の日。
今日から授業も始まる。昨日も学校に行くのが嫌だったが、授業開始の今日の方が気分的には落ち込んでいる。
なんで初っぱなから理数系なんだよ……文系でいいだろ。
八幡「はあ……行きたくねえ……」
小町「そういうわりには早くない?」
朝御飯を食べていた小町に冷静に突っ込まれる。なんだかんだいって小町も休み明けの学校が嫌なのかテンションが低い。
八幡「高校生にはいろいろあるんだよ」
小町「へー……」
適当な誤魔化しだったが、小町はそこについて興味があったわけでもないらしくムシャムシャと朝御飯を食べ始めた。
つ、冷たすぎない……?それ学校が嫌だからだよね?お兄ちゃんに対する興味が急に消えたとかじゃないよね?
小町「そういえばさー」
八幡「ん?」
小町「結衣さんに聞いたけど、昨日遅刻したの?」
八幡「……ああ、まあな。ってかなんであいつ俺のことお前に報告してんの」
小町「『お兄ちゃん今日何かしでかしました?』って聞いたら教えてくれた」
どうもこいつの中では『俺がなにかする=しでかす』という方程式が出来上がっているらしい。そろそろその認識変えようね?たまにしかしでかしてないから。
八幡「……いろいろあったんだよ」
小町「そう」
それだけ言って小町はコーヒーをすすった。
おかしい。いつもならここでさらに問い詰めて俺の口から全て説明させるのに……。
本気で興味をなくされたのか?なにそれ死ねる。
八幡「あーうん、ほんといろいろあったんだよ。風冷たいし空気冷たいし……寒いし」
あ、ダメだこれ実質同じことしか言ってねえ。もう小町こっち向いてすらいない。
八幡「あ、あとはあれだ……教室行く前に偶然雪ノ下に会ってな。話し込んでたら遅刻しちまったよ」
小町の動きがピタッと止まる。先程までの冷えきった視線は影を潜め、いつもの小町らしい小悪魔的な瞳に戻っていた。
小町はニヤリと微笑む。
小町「家出るまでまだ時間あるし、今の詳しく教えてもらっちゃおっかなー」
楽しそうな声音に、俺は自分の失態に気付かされる。
は、ハメられた!俺の誘導尋問に新しいパターンを作ってきやがった!
俺の小町への愛を利用してくるなんて……困った、こんなのパターンが分かったところで避けられない!
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