過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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913: ◆itPh.0zEvU[saga]
2016/04/30(土) 21:59:36.79 ID:CpIHmccP0
結論から言えば、雪ノ下は自販機の所にいた。……知らない男子生徒達と一緒に。

雪ノ下は自販機の前でMAXコーヒーを持ちながら、恐らく彼女の謙虚な態度から三年生と思われる男子生徒二人と会話をしていた。

……会話?いやちょっと待て、会話なのかあれ。

男子生徒二人はあの雪ノ下雪乃と話せるのがよほど嬉しいのか口を休ませることなく動かしている。距離が遠いので会話までは聞こえないが、あの表情を見る限り勉強や業務連絡のような真面目な話ではないだろう。

対する雪ノ下は彼らの会話の合間にほんの少し口を開くだけだ。もしかして『ええ』とか『そうですね』くらいしか声出してないんじゃないのか……?

さて、俺はこういう時どうすればいいのだろう。

まあ普通に声かけるべきだよな。ところで普通ってなに?

哲学的なことを考え始めたところで雪ノ下と目が合った。その一瞬だけ、彼女の無表情が笑顔に変わる。

その笑顔が傲慢な独占欲を胸の内に沸かせる。必死にそれを抑えながら雪ノ下の方へ歩いていく。

八幡「よう」

雪乃「おはよう比企谷君。まさか昨日よりも早く来るなんて思っていなかったわ」

八幡「あ、ああ。って待て待て。そこの人達無視するなよ。お前が急に会話ぶったぎって俺のとこ来たもんだからポカンとしてるぞ」

雪乃「?」

雪ノ下は首をひねりながら今まで話していたおそらく三年生の人達へ視線を向ける。

え、なにその反応。お前さっきまで話してたよねその人達と。なんでそんな『どちらさま?』みたいな顔してるの?

雪乃「えっと……ごめんなさい。彼が来ないかとずっと待っていたので他の人が来たことに気づいていなくて……。何か大切な話をしていましたか?」

こいつがちゃんと腰を低くして話すところって珍しい。誰だろうと関係なくいつもの毒舌全開だと思っていたが、さすがに先輩……しかも話を全て聞き流してしまっていたなんて状況だとこうもなるか。

っていうかさらっと凄いこと言ってない?先輩らしき人達苦笑いしながら立ち去っていったぞ。

雪乃「……変な人たちね」

八幡「お前が言うな」


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