過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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927: ◆itPh.0zEvU[saga]
2016/05/01(日) 20:59:44.88 ID:0Wnj0Qzk0
八幡「あー、じゃあ俺は謝らない。その代わりお前も謝らない。オーケー?」

雪乃「……ダメと言ってもあなたは譲らないでしょう?」

八幡「まあな。……ところで」

雪乃「なにかしら?」

八幡「俺の頬を触ってたのはなんでなんだ?」

俺が疑問を口にした途端、雪ノ下の表情が固まる。回答を待ってじっと雪ノ下を見つめるが、彼女は何を言うでもなく視線を泳がせていた。

雪乃「あ、あれは……」

視線がクロールレベルで泳いでいる。なんだ、そんな言うのが辛いことなのか。なら別にそこまで聞きたいわけでもないからいいんだけど……。

八幡「ゆきのし──」

雪乃「さ、触りたかったからっ」

俺が口を開くよりも早く、意を決したように雪ノ下が口を開いた。

雪乃「あ、あなたの眠っている顔を見ていたら、その……急に頬を触りたくなってしまって……」

八幡「わ、分かった。もうそれ以上は言わなくていい。というか頼むから言わないでくれ」

なんだろう、こいつはもう少し取り繕うとか誤魔化すとかできないんだろうか。あ、そういえばこの子虚言は吐かないんでしたね。

ぜひとも彼女には『優しい嘘』というスキルを覚えて頂きたい。

八幡「……お互い、徹夜のせいでおかしなことになってんな。LINEはそこそこで切り上げて、朝はそれぞれ前みたいにってことにするか」

雪乃「そうね……」

雪ノ下は疲れた様子で答える。体調崩して学校を休むことはあってもただの寝坊なんていうのは経験なさそうだもんな。先生からもなにか言われたかもしれない。

八幡「じゃあそういうことだから、由比ヶ浜待ってるだろうしクラス行くか」

雪乃「……? なぜここで由比ヶ浜さんが出てくるのかしら?」

八幡「いつも由比ヶ浜と昼飯食ってるんじゃないのか?……お前もしかして昼飯忘れたんじゃ」

雪乃「では購買に行ってからF組へ行きましょうか比企谷君どうしたのかしらそんなところで棒立ちになって早く動きなさい」

八幡「はいはい」

雪乃「はいは一回よ」

八幡「へーい」

いつもよりテンションが少しだけ高めな雪ノ下の後を歩く。ほぼ間違いなく徹夜が響いてるのだろう。こいつのことだし授業中に寝るなんてこともしてないんだろうな……。昼休み中に少しでも寝てほしいものだ。

みんな!徹夜はしないようにね!八幡お兄さんとの約束だよ!


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