12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/04(月) 02:41:43.89 ID:JOK5nKt/o
教師「ちょっ……どうしたの?」
ズキ… ズキィ!
護「う、ぐ、痛、何……!?」
教師「ちょっと見せてみなさい!」
教師が慌てて護の袖をまくる。
そこには、
護「ッ!?」
腕に幾本もの真っ赤なミミズ腫れ。
しかし、それだけでは無かった。
ミミズ腫れがまるで文字のような形を作っているのだ。
護の腕に、痛々しい赤文字が浮かび上がった。
ハン ニン ハ キョウシ
ウメダ サトコ
護「……!!」
教師「これは……!」
護「あ、いや、これは……」
教師「……」
護「こ、これは違うんです……! これは、その……」
教師「……」
護「先生……? 梅田先生……?」
梅田「……」 ユラ…
護「せ」
シュバァッ!!
護「え……」
護の頬を、熱い風が通り抜けた。
そして、頬を伝う感触。
ポタ… ポタ…
護「あ……」
ひり付くような、激痛。
護「う、わッ!?」
頬を切られた───!?
何、どう、頬、痛い、いや、血、
誰に?
梅田「……」 ユラァ…
目の前の
梅田「……」 ギリ
刃物を持った、この女だ。
護「う、うわああぁああぁアァァァッ!!!」
腰が抜け、道路にへたり込む護。
梅田「なんだぁ……まもルくンも能力者だッタのねエ……?」 ギギギギギ
護「あ……ぁ……」
何だこれは。 何なんだ。
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