過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
1- 20
104: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/08/11(月) 07:59:18.24 ID:N8TN+xoTo
「はぁ!?何でマミの奴がここに!?」

この哀川さんとおそろいの髪の毛をした少女…確か佐倉杏子ちゃんとか言ったっけな。
が、素っ頓狂な声を上げる。

「潤がどうしてもっていうから来たのになんだよ!」

哀川さんを呼び捨てとかマジかこの子。
いずれ死にそうだな。

「まぁまぁ、そういうなよ、私にとってもお前は必要だったんだからよ」

そういってなだめる哀川さん。
こうしてみると姉妹、いや、親子のようだ。

「ふざけんな!マミがいるなら私は協力しねぇ!」

うーん、この子もこの子で面倒くさそうな子だなぁ。
しかも何か馬鹿っぽいし。

「そ、そう言わないで、佐倉さん…」

マミちゃんは今にも泣きそうな顔で言う。
うん、可愛い。

「そしてこのネクラは誰だよ!こんな奴がいるなんてなおさら無理だ!」

初対面の僕に向かってそこまで言うのか。
なかなか調教しがいがありそうじゃないか。

「バカ野郎、このネクラ意外に寂しがり屋だからそういうの言うな」

誰がだ。
そんなこと一度も言ったことない。

「そ、そうよ!お兄ちゃんを馬鹿にしないで!」

マミちゃん、そのお兄ちゃん呼ばわりのフォローは完全に逆効果だ。
アウトギリギリだ。
いや、ギリギリアウトだ。

「はぁ?お兄ちゃん?お前家族いねーだろ?」

なるほど、この子は初対面で嫌われるパターンの子か。
僕かよ。

「あー、もう、うるさい!」

哀川さんは呆れたように手を叩く。
どうやら生意気な口を叩いているが哀川さんの方が力関係は上らしい。
まあ哀川さんより上の人を見たことはないけど。

「お前ら落ち着け、私はもうほとんど回答にたどり着いてんだよ」

は?と、杏子ちゃんが声を上げる。

「なんの回答にだよ」

「決まってんだろ」

哀川さんはシニカルに笑う。
それはもう世界を皮肉ったように。

「この世界の軋みにだよ」

…まだまだ解決しそうにないぞ、これ…。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
254Res/141.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice