過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
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137: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/08/13(水) 05:18:11.80 ID:QTVZB5y3O
暁美ほむらは巴マミに感づかれないように十分距離をとって監視していた。
しかしどうやら今日の巴マミは何故か気が散っているらしくそれほどまでに苦労はしなかった。

(それにしても…)

やはり気になるのはあの存在。
イレギュラーの男。
当たり前だが魔法を使えるわけでもなくただただ行動を共にしているというようにしか見えない。
そして彼ら二人の間にただならぬ雰囲気が漂っている。

(仲がいいわけでは…なさそうね)

この結界の中で十中八九巴マミは死ぬ。
そうなったらこの男はどうなってしまうのか。
巴マミは助けるだろうがこの男はわからない。
この男からは気分の悪くなるような怪しさしか見とることが出来ないのだ。

「!!…とうとうね…」

まず一つの分岐点。
巴マミの生死。
彼女が生き残ることによってこの世界がいいほうに進むとは限らないが、だがしかし居て困るというものでもない。
そうこうしているうちに巴マミは魔女に攻撃を重ねる。

「ここからよ」

巴マミに気付かれていない以上ここで彼女を助けるのもアリなのだがそれ以上に男の存在が気になる。

(巴マミを助けるかどうかは…あの男次第ね…)

随分命に対して粗雑になったものだと我ながら思う。
願いは月日を重ねる毎に少しずつ形を変えていく。
巴マミも本当の願いから除外されてしまった。
ならもうまどか以外は諦めると決めた。
そう思いながら暁美ほむらは巴マミと魔女との戦いを眺めていたのだった。


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