過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
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◆EWlGtrnu5g
[saga]
2014/08/14(木) 04:13:33.08 ID:V6mte9YBo
上條恭介は一人病室で横になっていた。
もちろん座ることもできるのだがもうその気力もない。
腕が動かないことより、自分の大切な人を傷つけてしまったことの方がショックが大きいからだ。
分かってはいる。
美樹さやかが悪意なんか露一つ程も持っていないことなど。
知っていた。
自分の腕が動かないのはどう仕様もないことなんだと。
それでも現実を受け止めきれなかった彼は彼女に八つ当たりをしてしまった。
(…明日…さやかに謝らなきゃ)
そう決心した。
自分がどれだけ愚かなんて自分が一番良く知っている。
人は間違いを省みることのできるただ一つの生命だ。
そこから学び取ることもあるだろう。
しかし遅すぎた。
言ってしまった時点で歯車は回り出す。
不気味な音を立てて
不快な動きをしながら
もう遅すぎた。
遅すぎた。
遅すぎた。
遅すぎた。
それから彼の腕が治ったと彼自身が気付くのは翌日のことだった。
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