過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
1- 20
170: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/08/14(木) 04:50:45.01 ID:V6mte9YBo
杏子ちゃんの武器は多節棍と槍を組み合わせたようなもの。
一方青い子はただのサーベル。
武器だけでもひと目で不利有利がわかるが
さらに経験の差もあるのだろう。
あっさりと青い子は吹き飛ばされてしまった。

「はん、まだまだだね」

やり過ぎだろ。 
数mくらい吹っ飛んでいったぞ。

「…まだ…だ」

そう言って青い子は立ち上がる。
今のを食らって立てるなんてさすが魔法少女というべきか。

「おかしいね、全治3ヶ月ってほどには決めたんだが」

杏子ちゃんの槍がぶつかったところに魔法陣が現れる。
どうやら傷を修復しているようだ。

「…癒しの…魔法…」

ぎりり、と杏子ちゃんが歯を食いしばる音がする。
憎いような。
悲しいような。
何かを重ねるような。
そんな目をしながら彼女は吠える。

「あんたか…!人のために願ったバカってのは!」

もはや杏子ちゃんに手加減するような気持ちはないだろう。
ただ何かにぶつけるような。
そんな激しい衝動しか見て取れない。
彼女の槍が青い子の腹部に到達するかどうか。
そんな時僕は確かに聞いた。
その声を。

「無駄な争いはやめなさい」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
254Res/141.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice