過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/04(月) 04:08:56.01 ID:oxVjrPkCo
この世には抗えぬ理不尽という物がある。
どれだけ必死に抗っても覆すことのできない差がある。
何も難しいことをいうんじゃない。
よくあることだ。
テスト範囲が突然変更になったり
楽しみにしていた遠足が大雨で延期になってしまったり
好きなあの娘が自分の嫌いな奴に取られたり
そんな日常的なことだ。
そして今まさにそんな理不尽に
抗えぬ力に強制連行されている奴がいる。
僕だ。

「…そろそろ説明してくださいよ、哀川さん」

僕は揺れの激しいコブラの上でがたがた震えながら恐る恐る口を開く。

「ん?どーした、いーたん?気分でも悪くなったか?」

いきなり人をさらっておいてそんな言い方はないだろうと思ったがこの人に逆らうことそのものが間違いだと僕は知っている。

「そりゃあ気分も悪くなりますよ、いきなり縄で縛られてさらわれるなんて」

カカッ

と、哀川さんはシニカルに笑う。

「わりー、わりー、別に何も今からいーたんを襲おうって訳じゃあねーぜー」

そりゃそうだ。

「あと、私のことを名字で呼ぶな」

「そう呼ぶのは…」

そこで僕は相川さんに声を重ねる。

「敵だけ…でしたよね、潤さん」

やれやれ、というふうに僕は両手を振ってみせる。
まぁ当然縄で縛られているからそれはあくまで僕のイメージなのだが。

「はっ、やりゃあ出来んじゃねーか」


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