過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/05(火) 02:00:58.04 ID:zLWYROKQO
魔法少女。
その存在は誰にも知られてはいないが確かに存在するらしい。
願った奇跡の対価に魔女と永劫戦うことを宿命付けられた哀れな少女達。
ソウルジェムという宝石を持ち、その輝きを絶やさぬようグリーフシードを集めることが大前提。

「魔法少女ね…」

目の前で見たからと言ってそれを信じるかどうかはまた別の話だ。
確かにこの巴マミとかいう少女は妙な技を使っていたが別に魔法でなくても説明することはできる。

「疑り深いなぁいーたんは」

呆れたような視線を僕に向ける哀川さん。

「そう言われても魔法なんて信じれないのが普通だと思いますよ」

第一それをいうなら哀川さんだって魔法少女みたいなものだ。
いや、魔法よりも派手で過激で爆発的だが。

「それで、マミちゃん…だっけ?」 

僕に名前を呼ばれ、慌てたように返事をするマミちゃん。
…実に可愛らしい…。

「僕らに手伝えっていってもできることなんてないと思うんだけど」

あるいは哀川さんならそれもできるだろう。
魔法少女なんかにならなくても魔法使いみたいな人だから。
…やっぱ僕いらないじゃん。

「最近…魔女の力が強くなってきているんです…」

「…」

いや、僕らに魔女のことを言われてもいまいちピンと来ないんだけど。

「いーたーん、何度も説明したじゃんかよぉ」

哀川さんは暇で暇で仕方ないと言ったふうにあぐらをかいて頭を揺らしている。
人の家なのによくそんな大きな態度でいれるものだ。
ちなみに先程の使い魔?という奴らはとっくに片付けて今はマミちゃんの家にお邪魔していたりする。

「…魔女の力って…何も戦闘力だけじゃないんです…」

「?」

露骨にわからないという顔をした僕を冷めた目で見ながら哀川さんが説明をはじめる。

「だから魔女っつーのは結界を張ってその中で過ごしてんだろ?そんで魔女は人を襲うことが目的な訳だ」

あぁ、要するに魔女が今まで以上に人を襲うようになったってことか。
いーちゃん理解。
っていうかそれ僕のせいじゃないのか。
いや、依頼の時期的に考えてもそれはないんだろうけど。
それにしても僕がいると尚更犠牲者が増える気がするんだけど…。


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