過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
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47: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/08/05(火) 23:45:57.53 ID:glq7hAVoo
恐らく目であろうそれは墨で塗りつぶしたように真っ黒で、耳らしきものはピンクのリボンみたいだ。 
こんな可愛らしいぬいぐるみが人を殺し続けているなんてそのギャップにどうにもゾッとしない。

「…速攻で…片付けさせてもらうわよ!」

彼女は黄色いリボンでその魔女を引きずり下ろし、次に召喚したマスケット銃で野球選手のようにその魔女をぶっ叩いた。
なるほど、先手必勝ってわけか。
確かにこれならヘタを打つことはないのかもしれない。

「ティロ・フィナーレ!!」

そんなセンスを疑うような必殺技名を叫び、マミちゃんは大きな銃でその魔女を打ち抜いた。

「…いやぁ、正直かっこよかったよ」

僕はただほんとに心からすごいと思った。
人間、いや正しくは魔法少女なのだろうが哀川さん以外の人間がこんなに派手な動きをできるとは思っても見なかった。

「…あなたに褒められても嬉しくありません」

ーーーーー

ここでいきなり話は変わるが、前に僕は、マミちゃんは自分を攻め続けて生きていると言った。
彼女は否定したが。
彼女はこの世界でいうバグだ。
きっと今もあやまち続けているバグなんだろう。
僕も似たようなものだからこそ、わかる。
そしてバグはどこかで修正されなければならない。
彼女が死にたいと望んでいるなら
彼女が僕に似ているなら
本当なら今すぐにでも死ななければならない。
これは決まったことだから
覆せない運命だから。
最後の射撃とはよく言った。
本当に最後になるなんてね。
分かっていたさ。
彼女が死ぬことくらい。
だって彼女は他でもない僕のそばにいたんだから。

ーーーーー

「マミちゃん!!!」

僕がそういった瞬間、マミちゃんが振り向いた刹那、魔女は本体を現して彼女に食いかかっていた。


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