過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
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89: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/08/09(土) 23:06:40.56 ID:WtHPBxCKo
「お兄ちゃんは…優しいんだね」

今ならわかる、と続けて彼女は台所の方へ行ってしまった。
何を馬鹿なことを。
僕が優しい分けないだろ。
知った口をきくなよ。
そんなんだから死にかけるんだよ。

「…」

それにしてもマミちゃんが言っていた程事件なんか起きてなくないか?
そりゃ他の市に比べたら多いほうなのかもしれないが、目立つというほどでもない。
感じる。
嫌だけど、心が拒絶するが体が感じてしまう。
この違和感。
まるで誰かが僕らを無理矢理この物語に絡ませたかのような。
違和感。
気に食わない。
何より、そいつの思惑通りに行ってるであろう展開が気に食わない。
掻き乱してやるよ。
僕がこの物語を台無しにしてやるさ。

「おいおい、顔が怖いぜ、いーたん」

僕がそんな考え事をしていると、茶化す様に哀川さんがやって来た。

「どこに行ってたんですか…あ、…潤さん…」

「なぁに、ちっと野暮用でな」

必要な人材を集めてたのさ、
と、哀川さんはぎらりと笑う。
哀川さんにとって必要な人材か…
出来ることなら会いたくない。
その子もどうせ死んでしまうさ。
僕がいる限り。



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