過去ログ - 少女と男
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3:無名な主
2014/08/04(月) 22:24:10.12 ID:bXBmTP240
「それで、何をすれゃいい? 強盗、殺人それともガキの子守か?」

やる気の欠片も感じられないだらしない声が薄暗いボロボロの小屋の中で反芻する。

「どれも違う。お前に依頼したい事はそんな下らない事じゃない。もっと意味のあって有意義な事だ」

落ち着いた耳障りの良い不思議と黙って聴き入ってしまう魅力的な声。
アルバーノはそんな事を頭の片隅でボンヤリと思いながら腐敗の進んだ木製のテーブルに置いてある瓶のコーラを一気飲みする。喉に心地いい冷たさが流れるがそれだけでは今のイラつきを抑えられない。
このスカしたドイツ人に会って小一時間。さっさと喋ればいい依頼内容を喋らずずっと下らない事を喋り続ける。それも今でも崩れてしまいそうな田舎の小屋の中で。


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