過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
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111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 14:50:11.18 ID:hOlQShf80
その後も他愛もない話で時間は潰れていき、陽も沈み始めた頃、谷川は帰宅した。
明日、谷川とキャプテンがどんな状態になっているのか。それは、明日もウイッグを被ってみないと分からない。

「落ち着いた子だね、谷川さん」

「そう?」

猫被ってる感じだったけど。それを大人びてると言えば、そうかもしれない。
谷川がいなくなり、急に二人きりになった。
いつもなら、そんなこと気にしない。今日は、色々なものに感化されてしまって敏感になっているんだ。
そわそわとしている私に気が付いたのか、伊藤さんは、

「どうしたの?」

顔を覗いてくる。

「ううん……そうだ、おばあは今年一緒に回れそう?」

「どうだろう。腰が良くなってたら」

おばあ早く治って。今年は耐えられないかもしれないから。

「おばあ病院とかは?」

「行くほどじゃないけど、針とかお灸とか行ってるよ」

「効くの?」

「痛みが楽になるって言ってたけど。正直、気休めだと思うよ」

「ふーん……」




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