過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
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113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 15:39:58.69 ID:hOlQShf80
「……私、甘えたら面倒くさいよ」

「いいの」

「で、でもね……ちーちゃんに甘えるのも照れ臭いと言いますか」

「今さら何言ってんの。私も同じだから」

右手で彼女の右耳を触る。
守ってきた一線。その線が、曖昧に溶けていく。

「ッ……や」

「気持ちいい?」

守ってきたのは私だけだ。
伊藤さんは、線ごと知らないふりをしている。

「私が……何もしないと思った?」

触れるか触れないかで耳をいじる。

「気付いてたでしょ? ねえ、伊藤さん。私の家に来るなんてひどいね……私は、そんなに大人じゃない」

「だ、ダメだよ……これ以上は」

彼女の首筋にかぶりつく。
鎖骨をなめ上げてやる。
苦悶の表情を浮かべる伊藤さん。

「ダメ?」

私はにやりとした。
伊藤さんが、身震いする。

「いいじゃん、甘えさせてあげるから……」

唇を結んで、伊藤さんは目を閉じる。
それで、抗ってると言うのだろうか。

「そういうつもりで来たんじゃないの?」

多少吹っ切れた私の言葉に、伊藤さんは言葉に詰まっていた。



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