過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/08/06(水) 22:04:15.99 ID:zoMlUdMG0
「忘れてても特に支障はないでしょ?」

「あるよ。寂しいよ」

伊藤さんは唇を尖らせた。

「あー、ごめんなさいって。はい、これでいい」

「適当にあしらったなー?」

「しんないよ」

伊藤さんの細い腕が、私の首筋に伸びてくる。

「ちょ、な、なに!? アイス落ちるじゃん!」

「寂しいな、寂しいなー。昔は膝の上に乗ったり、おんぶしたりする仲だったのに」

「そんな昔のこと覚えてないし。つーか、暑いんですけど。しッ、しッ」

体を振って払うと、伊藤さんはこてんとカーペットの上のクッションに頭を預けた。

「やられたー」

「はいはい……伊藤さん、アイス溶けるよ。あ、ちょっと、もらっていい?」

「うん、あとあげるね」

「ラッキー」

「ふふ……ちーちゃんアイス食べるとき、下唇噛む癖あるよね」

「ぶッ……ごほッ」

伊藤さんの顔を見ると、にやりとしていた。


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