過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/07(木) 23:35:38.87 ID:IhTiIHDn0
暑苦しい太陽を浴びて、外をうろつくよりはカフェでのんびりする方がいい。
大通りに出て、私はタクシーを呼び止めた。
乗り込むと、運転手はフロントミラーでじろじろとこちらを見ていた。
「どちらまで?」
「この道まっすぐ行って、ガソリンスタンドの前の交差点で左に曲がって、さらに真っ直ぐ行った所の雀荘の隣まで」
そう伝えると、運転手は『ああ』と一つ返事で頷いた。
タクシーが発進する。
「お嬢ちゃん、学校は?」
「お休み」
余計な詮索が好きなようだ。
「冗談。見たとこ、中学生でしょ? うちの娘は行ってる時間だ」
「よそはよそ、うちはうちって言うじゃん」
「義務教育でそれはないなあ」
「ほっといてくれない?」
半切れで言うと、運転手は口笛を吹いて、首を左右に揺らす。
「最近の子は怖いなあ」
ぽつりと呟いた。
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