過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
1- 20
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/08(金) 15:49:25.00 ID:hxj0TQd00
次の日、身体はだるいのに開かれたカーテンから差し込む陽光で目が覚めた。
頭をぽりぽりと掻く。

クローゼットの取っ手に黒いウイッグと中学の制服がかかっていた。
行く気はなかったけれど、せっかく貸してもらったウイッグを使わないのももったいないと思い、おもむろに制服を取り出した。それに、タクシーの運転手の娘を探すのも暇を潰すにはいいかもしれない。
どれだけ可愛いか、拝んでやろう。

自分で学校へ行く理由を見繕って、私はベッドから重い腰を上げた。
冷蔵庫の中にはベーコンと、アスパラと、卵が三つあったっけ。
後、開封してない食パンがあった気がする。
あと、昨日伊藤家でもらった夕飯の残り。昼は、弁当でも買いに行こう。
いや、待てよ。給食があった。久しぶりに行くものだから、何か色々忘れてしまっている。

私は顔を洗ってから簡単に肌の手入れを済ませ、制服に着替え、久しぶりに時間通りの朝食を終えて、うっかり鞄を持っていくのを忘れそうになりながら家を出た。

「自転車……自転車」

見ると、野ざらしの自転車は後輪がぺったんこになっていた。

「ふざけんな……」

私は携帯を取り出して、タクシーを呼んだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
136Res/80.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice