過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/08(金) 16:23:15.48 ID:hxj0TQd00
学校の門は抵抗なく通ることができた。
幾人かの生徒がまばらに登校している。
同じ服を着て、同じ鞄を持っている。
暑苦しそうにしている所まで、似たようなものだった。

3年の教室がある校舎の入り口に、見知った顔の人物を見かけた。
生徒指導で、担任の男性教諭だ。横を通るときに、軽く会釈する。担任はスカートの短さと、髪の長さを素早く確認して、驚いた顔をした。

「ちさと!」

馬鹿でかい声で名前を呼ばれた。

「うっさい!」

こちらも負けじと叫び返す。
担任は、信じられないと言った表情のまま私を褒めまくった。
それが余りにもうざすぎたので、逃げるように教室へ向かった。

教室の前まで来て、何人かのクラスメイトが担任と同じような反応をしていた。
一部の女生徒には、その髪本物? と冗談めかして突っ込まれた。
そこは、適当にぼやかしておいた。

約1ヶ月ぶりの教室はチョークの粉の匂いがした。
なぜなら、黒板に描かれた落書きを一生懸命に消す少女がいたからだった。
彼女の周りだけ、少し煙っぽい。



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