過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
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90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/09(土) 21:16:45.47 ID:47j/1hLS0
伊藤さんの鼻先が、私の肩に押し付けられる。

「嗅がないでよ」

「にゃーん」

にゃーんじゃないし。
私は伊藤さんの顔の横に両手をつく。彼女の両膝を抑え込むように跨った。
まるで、私が押し倒しているような恰好だった。

「ちーちゃん?」

喉が鳴る。少し垂れた眉、小さい鼻。柔らかそうな唇。
何度も見てきたのに、なんで今さらこんな。

「……」

抵抗して。お願いだから。

「そんなに見つめられたら照れるよ」

嬉しそうにしないで。勘違いしてしまう。

――キューピーサンプンクッキング!

つけっぱなしのテレビの音が急に耳に入って来て、現実に引き戻される。

「あ……ごめん」


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