4:いかやき ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/08/06(水) 01:54:09.05 ID:aCpzcjHAO
漸く城に着くと、幾つかの部屋に分かれて事前の審査が行われていた
犬娘は自分と同じくらい小さなメイドの娘にその一室へと案内された
メイド剣士「こちらの部屋へどうぞ」
…………
メイド剣士「では、面接をお願い致します」
犬娘の面接を担当するのは幸運にも、代々王家の親族が担当しているメイドの長であった
メイド長「はいは〜い、おお、可愛い!」
ジュルリと涎を啜るメイドの長
メイドたちの容姿を見た時にだいたい想像はついていたが、そういう趣味の人のようだ
メイド長「んで、王様に会って何を聞きたいのかな?」
急にきりっとしたメイド長の質問に、犬娘は緊張でドキドキしながら答える
犬娘「は、はい」
犬娘「代々ヤマナミに保管されているという、闇の衣が欲しいのです」
メイド長「……」
メイド長「はあっ?」
メイド剣士「……何を……バカな!」
犬娘は突然叫んだメイド剣士の声に、ビクッと竦み上がる
闇の衣は伝説では、最後の破壊神を封印したアイテムであり、真の魔王とも呼ばれるコトー王から八代ほど前のヤマナミ王が譲り受けた品でもある
言わば魔族と人類の恒久的な同盟証とも言える品なのだ
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