過去ログ - 白井「わたくしたち、同じ風紀委員の仲間なんですから」
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44: ◆2GvXWu0WPw[saga]
2014/08/10(日) 08:18:20.52 ID:49TVjDrh0
「……ん?」

「お姉さま?」

「へっ!?あ、ああ、そうね。ほんとにいるなら一度戦ってみたいわね!あ、あはははははは。あ、私ちょっとお手洗いに行ってくるわね」

「……どうなさったんでしょうか、お姉さま」

「さ、さぁ」


   *


「どんな能力も効かない能力、ねえ」


化粧室の大きな鏡台に向かって、美琴は思わず洩らしたようにつぶやいた。

これまで街中で出くわすたびに自分の能力をものともしないあの男は、一体どんな能力を持ったやつなのか。

最初こそ何度も頭をひねった美琴だったが、最近ではすっかり考えなくなっていた。

不思議、なぜ、どうして、よりも、ムカつくが先行していたからだろうか。

しかし美琴は、なんの能力も効かない能力と聞いたことで、解けなかった疑問が氷解したような感覚を覚えていた。


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