過去ログ - 白井「わたくしたち、同じ風紀委員の仲間なんですから」
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51: ◆2GvXWu0WPw[saga]
2014/08/11(月) 12:53:36.18 ID:P/PCVDP50
自らがお姉さまと慕う美琴の心に住み続けるあの少年に、白井は嫉妬していた。

そういえば、はじめて美琴が嬉しそうに男の話をしたのは、一月ほど前だっただろうか。

あのバカ、と罵る相手のことだ。初めてその話を聞いた日、美琴は敵愾心からくる鬱憤を晴らしているのだろうと白井は思った。

だが、話を聞いているうちに、白井は美琴の感情の機微に気がついた。

楽しそうに罵る相手のことを、本当は美琴がどう思っているのか。

あのバカの話をするときだけ見せる微笑み。普段は見せない表情。

おそらく本人すら自覚していないであろう感情に最初に気がついたのは、皮肉なことに白井だった。


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