21:誤連投失礼
2014/08/06(水) 19:54:57.19 ID:pdJHNHUL0
Pは、ふー、っと息を吐いた。天上を見上げる。その目が何かを決意する。
モバP「桃華」
桃華「は、はいっ!」
ぱん、と手を合わせる。髪が蒼く発光し、その全てが抜け落ちる。
モバP「これが終わって、無事また会えたらさ」
心臓の付近から、ぽわーっと、虹色に光る球体が浮かびあがる。
モバP「Pちゃまって、呼んでくれないか?」
その球体を、Pは腕にセットした。
モバP「またいつか、俺の自家製紅茶を飲んでくれ」
桃華「Pさん・・・」
瞬間、ドウ!と音がした。轟音と呼ぶにふさわしい音量と共に、Pを中心に風が巻き起こり、桃華は思わず目を塞ぐ。
彼女が目を開けた時、Pは既に事務所にはいなかった。
桃華「Pさん!」
窓にかけより、空を見上げる。その光景は悪夢そのものだった。
一面を覆いつくすほどの隕石が、明らかに地球の致死量とわかる大きさと熱でもって降り注ごうとしていた。十の巨星がゆっくりと死を降ろす中、一つの筋状の光が逆の方向、地上から敢然と向かっていった。
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