過去ログ - ダンガンライブ! 希望の学園と絶望のスクールアイドル
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[sage]
2014/08/08(金) 01:03:27.43 ID:h8tIGj4X0
目を白黒させるにこに、希は呆れたように一枚の紙切れを見せる。
「にこっち、これ見いへんかったん?」
紙切れには、黒板と同じ人物が書いたのであろう、ミミズがのたくるような汚い字で希望ヶ峰学園入学おめでとうございます! との見出しが躍っていた。そのすぐ下には、恐らくはこの学園の地図であろう、天井から輪切りにしたように、それぞれの部屋の配置が書かれている。
「にこの居た教室には、こんなの無かったわよ」
それは間違いである。にこが寝ていた机のすぐ傍に、この紙切れは置いてあったのだ。ただ単純に、他のことに気を取られていて見逃しただけである。
「見落としたんちゃうか?」
「本当に無かったのよ」
頬を膨らせるにこに、希は優しく微笑む。この希という少女、ややふくよかに見えることもあってか、微笑むとまるで聖母のように清純な美しさと安心感を相手に与えるのだ。性根が臆病な部分もあるにこにとって、この状況においてはこれほどまでに心強い味方も居なかった。
「ほな、とにかく体育館の方に行こか」
抱きかかえていたにこを離し、希は先に歩き出す。急に離されたこともあってか、にこはどこか一抹の寂しさを覚えながらも、その後に続いた。
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