過去ログ - ダンガンライブ! 希望の学園と絶望のスクールアイドル
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/07(木) 22:45:56.30 ID:kPTHYaiu0
 自分がそこに立っていることが、矢澤にこには未だに信じられなかった。

 今から歌う予定のステージは、今迄経験してきたようなチープな作りとはほど遠い、豪華絢爛という文字を具現化したような大仰なものである。

 客席でははち切れんばかりのアイドルファン達が歓声を上げ、出演アイドルの名前を叫び、コールをしたりと思い思いに自分の推しチームを応援していた。

 このステージには、我が家の食事何年分の金額がかかっているのだろう。緊張を解すことも兼ね、そんな所帯染みた想像を繰り広げながら、にこは仲間たちの方へと視線を送る。

 皆一様に、緊張こそしているようだがそれでも眼前に広がるステージに闘志交じりの視線をやっている。図らず、にこの口元が緩んだ。

 前のアイドル達のパフォーマンスが終わり、一際大きな歓声が会場を包んだ。

「行くよ、皆!」

 それを横目に見ながら、チームのリーダー的存在である高坂穂乃果が、鋭く声を飛ばす。

 時折抜けたような姿を見せるものの、肝心な所で皆を鼓舞できる彼女のことを、にこは決して口に出す気はないが、高く評価していた。


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