過去ログ - ダンガンライブ! 希望の学園と絶望のスクールアイドル
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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/08(土) 18:48:24.69 ID:yHrqbOQYO
 そんなことがあったからだろう、食事を終えた食堂内には俄かに活気が戻っているようだった。まだ暗さが僅かに残っているとはいえ、先程までの沈鬱な雰囲気はそこにはなく、花陽やことりの表情にも笑顔が浮かんでいる。

「ちょっと、寮の方も探索してみん?」

 学園側の探索結果を説明した後、希が皆にそう提案する。にことしては元々そうしようと思っていたので特に異論を挟むこともなく、他に暇を潰せることもないせいか一同それを了承し、各々席を立つと部屋から出て行った。

「何処から探そう」

 今度はにこも完全なる一人である。寮側はそこまで恐怖を感じるような色合い、明暗もなく学園より広くはないとはいえ、やはり程々に広さはあるということで皆個人個人で探すことになったのだ。

 トラップやモノクマの放った殺人鬼が潜んでいる可能性もなくはなかったが、しかし声を出せば皆がすぐに集まることの出来るこの状況ならばそこまでの恐怖もない。何より学園側に一つとしてそのような様子がなかったことが、頭のおかしい主催者による残虐たる攻撃がないことの証明になっているようににこには思えた。

 現実にこのような状況に陥り、個人行動を取ろうとしたならばそれは相当に阿呆であるが、一人がそうしたからといって皆そうする辺り、どうにも彼女達も流されやすい現代人のようである。


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