過去ログ - ダンガンライブ! 希望の学園と絶望のスクールアイドル
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83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/14(日) 09:09:09.92 ID:RbswIqpo0
「それなら……まあ、筋は通るわね」

 全てが仮定、推測によって成り立っているそれは、その実否定のしようがない。証拠が無いと言ってみても、此方とて『記憶操作の才能人』がいなかったことは証明できないのだ。悪魔の証明というやつである。

「しかし、やはり現実味がないですよ」

「現実味なんて、この学園に来たときから既に無いよ」

 海未の言葉も一瞬で切られてしまう。推測、仮定、そして言い切り。不確定要素ばかりのこれを、穂乃果は信憑性のある意見だと言わんばかりに発言している。

「あーもう、分かったわよ。私達は記憶操作されて、浚われた時の記憶を失ってる。それでいいわ。冗談で言ってみただけなのに、案外私も良い線いってるのね」

 しかしこの非現実的仮定は、にこの心に予想外の安息をもたらせた。自分が考え出したそれと一言一句違わぬ状況にも関わらず、にこの脳はそれを穂乃果の考えとして受け入れたのだ。他人が頭おかしいこと言ってたらこっちは平常になる、人間の散文的な頭など得てしてそういうものである。


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