過去ログ - 【Fate】アースセル「新たな聖杯を手に入れろ」【安価とコンマで聖杯戦争】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate】アースセル「新たな聖杯を手に入れろ」【安価とコンマで聖杯戦争】

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963: ◆XFKJOt0a3Y[saga]
2014/08/08(金) 19:19:40.21 ID:bQynpNLjo

夜の森の中で、貴女は上着を着て、服に着いた落ち葉や埃を払う

アサシン「「呵々々！良い具合であったな我が主よ！」
アサシン「死して天竺を味わうとはな…生前には無かったことだ！」

言い方に含みがあるが気にしない。ただし、これで約束は守ってもらう

アサシン「応よ！人しか殺せぬこの拳であるが、主の命はしかと聞こう」

貴女は、頭痛にこめかみを抑えながら、溜息を吐く

貴女が用意した触媒は、『とある武人の槍の刃先』
本来であれば、大陸でも有名な武人を召喚する筈だった

これならば、三騎士を呼べるであろうとたかを括っていた
しかし、それは偽物だったらしく、召喚したのは暗殺者だった

そして、呼びだして早々に、殺されかけたのが30分前
そうして、殺す一歩手前で落ち付いたのがつい先程だ

アサシン「くははは！！！！まさか、古の聖獣と合間見るとはな！」
アサシン「武人として血が滾らんはずがない！さぁ！我が極致！見て貰おう！」

しかし、召喚して早々勘づかれたのには驚いた
人間の生活に紛れていた頃は”ほぼ”気付かれることなどなかったのに

アサシン「これほどまでに異質な”氣”人間であるはずがないだろう」

今後は、なるべく中国人には気付かれないようにしよう
正体がバレて良い事は無いのだから

アサシン「しかし、解せんな」

アサシンが貴女へと問いかける

アサシン「何故、聖杯戦争等、万能の願望器などに縋る？」
アサシン「主であれば、大抵の望みは叶うだろうよ」

貴女は、風に靡く髪を抑える
確かに、貴女は大抵の事は自力で何とかできる
ただ、何とか出来ない事も稀にはある

今回は、稀にあってしまったために、参加している…ただ、それだけだ

アサシン「呵々、愉快愉快。」
アサシン「我が主の套路、しかとこの儂が見届けよう」

そう、貴女には願いがある

生命の系統樹から外れた存在である『幻想種』と呼ばれる貴女
人間なんかとは、須らく何もかもが違う幻想種の頂点たる『神獣』である貴女
神秘の度合いで言えば、魔術師なんかが持つ者とは格が違う
『星の触覚』、『星の雫』。人間が手を伸ばしても絶対に届かない存在
そんな貴女が、人の身に代えて、人間の社会に紛れ込み
あまつさえ、格下の神秘を手に入れようとしている

こんな状況を人間は面白い比喩をする…確か、『矛盾』といっただろうか

貴女は、アサシンに向き直す。そして、アサシンのサーヴァントに命じる

アサシン「応、早速、何を殺す？」

お腹が空いた。アンパン買って来い。5秒で買ってこなかったら、シメる

アサシン「………な？」

何を呆けいるのだろうか、あのお遊戯で自分が勝って、アサシン…お前は負けた
勝者が敗者の言うことはなんでも聞くと、死合前に確認したはずだ

いーち、にー、めんぐさいからご

貴女は、森の中で蹴り足に力を込める。確か、スーパーがあったのはあの方角だ

貴女は、天高く蹴り上げた

聖杯戦争：開始

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