過去ログ - 【艦これ】「私は深い海の底から貴方を想い続ける」
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2014/08/09(土) 22:15:22.68 ID:mnt4/+5ao
望みが叶うならば、もう二度と見たくない目。
エゴをむき出しにして身勝手を言うならば、せめて、龍田と叢雲の中には見たくない目。
その目が今、天龍を見ている。
以下略
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2014/08/09(土) 22:15:50.74 ID:mnt4/+5ao
(ブラック鎮守府ってやつかよ)
(深海棲艦の攻撃がなければ、内部査察対象になっていたようね)
以下略
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2014/08/09(土) 22:16:26.39 ID:mnt4/+5ao
(それじゃあ、こいつも、その一人ってことなのかよ)
(確証はないけれど、恐らく、ね)
以下略
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2014/08/09(土) 22:16:55.27 ID:mnt4/+5ao
これまでの動きは偽装か、そう思わせるほどの速度で天龍に突きつけられる主砲。
すさまじいばかりの練度だ、と叢雲は思った。
以下略
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2014/08/09(土) 22:17:21.60 ID:mnt4/+5ao
「天龍さんに向けた砲を、そのまま静かに降ろすのです」
叢雲も雷も、天龍を囲むように、艦娘に砲を向けていた。
以下略
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2014/08/09(土) 22:17:47.51 ID:mnt4/+5ao
「天龍さん?」
「艦隊旗艦としての命令だ。三人とも砲を戻せ」
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2014/08/09(土) 22:18:19.34 ID:mnt4/+5ao
「提督も、もういない」
「……知ってる」
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2014/08/09(土) 22:18:45.27 ID:mnt4/+5ao
そして即座に電と雷を呼ぶと、
「俺が責任を取る。燃料と砲弾、高速修復材、少しばかり出してくれ」
以下略
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2014/08/09(土) 22:19:12.35 ID:mnt4/+5ao
「これは、電の意思なのです。天龍さんに無理強いされたわけじゃないのです」
「私も、電に賛成するわ」
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2014/08/09(土) 22:19:38.94 ID:mnt4/+5ao
「高速修復材は……ドックもないし明石さんもいない。せいぜい大破が中破になるくらいよ」
「……なぜ」
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2014/08/09(土) 22:20:05.71 ID:mnt4/+5ao
「気にすんな」
もう二度と会うことはない。と天龍にはわかっていた。
死んでしまったと知っている提督に会うために、すでに廃墟と化した鎮守府へ行くと言ってるのだ。
以下略
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