1:うおおおお8/10はしぶりん生誕祭!ハッピーバースデーェェェ!! ◆SHIBURINzgLf
2014/08/10(日) 02:16:44.69 ID:W8gl1k40o
私は、実はおちこぼれだった。
スカウトされたはいいものの、愛想なんて全くないし、
身体能力はただの人並み、歌も特段に巧いと云うわけじゃなかった。
カラオケは好きだからよく学校帰りに友達と行ってたけどね。
……いやホント、どうして私なんかがスカウトされたんだろう?
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆SHIBURINzgLf
2014/08/10(日) 02:17:49.89 ID:W8gl1k40o
・・・・・・・・・・・・
3: ◆SHIBURINzgLf
2014/08/10(日) 02:18:30.06 ID:W8gl1k40o
久しぶりに太陽が顔を覘かせた爽やかな空模様も、先を急ぐ者たちには何ら眼中にない。
まもなく春本番を迎えようと云う時節、南風に吹かれて心地よい陽気であるにも拘わらず。
閉塞した社会。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/10(日) 02:18:48.38 ID:dEpy5o5Y0
庭上のサンドリヨンの人であってる?
アレ面白かったわ
5: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 02:19:56.25 ID:W8gl1k40o
しかし、まるでそんなものとは無縁だと云うような雰囲気で――
車も人通りも多いスクランブル交差点の傍ら、何をするでもなくガードレールに気怠く腰掛ける少女がいた。
6: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 02:20:53.10 ID:W8gl1k40o
艶のある長い黒髪、やや吊り上がった切れ長の眼、神秘的な碧い瞳を持つその少女は、おそらく十代半ばだろう。
外見こそ端麗なれ、その表情は年齢と不釣り合いなほどにクール、歯に衣着せず云えば……無愛想。
近くのカフェでコーヒーを飲む或る男は、そんな彼女を気がかりに思っていた。
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