144: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/12/23(火) 01:28:07.66 ID:wRoccS0KO
茶を淹れて持って来た女性が、刺々しく諌める。
「だから最初は少し苦しくても、もっと綺麗な処にした方がいいって云ったじゃないですか!」
「いやーちひろ君、そうは云うが、やはり立ち上げたばかりは色々と入り用でねぇ〜!」
そして、「ままま、坐りたまえ」と再度、凛たち二人にソファを促す。
「それに“そっち系”の人の事務所は、門構えだけは綺麗にしているものなのだよ」
社長は腿の上で手を軽く組んで、それまで以上に大きく笑った。
「そんなこと、中高生くらいの女の子に判るわけないでしょう……もう」
ちひろと呼ばれた、その綺麗な女性が若干の溜息を吐きながら、凛たちの前にお茶を置く。
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