27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/10(日) 22:08:24.93 ID:TJg9hCODO
凛関係は思った以上にデリケートなんだな。すまぬ。
28: ◆SHIBURINzgLf[sage !蒼_res]
2014/08/10(日) 22:11:53.22 ID:kQ+7QgS/o
トリップってあまり目に入らないものなのかな
少しだけ投下
29: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:12:29.77 ID:kQ+7QgS/o
・・・・・・・・・・・・
30: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:13:12.29 ID:kQ+7QgS/o
まもなく大型連休を迎えるものの、世間はそれを手放しで歓迎できていない。
つい先日発生した、未曾有の地震の所為だ。
31: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:14:12.54 ID:kQ+7QgS/o
今、世間には、過度な『自粛』を強要する空気が満ちていると云っても過言ではない。
そう、個人の誕生日を祝うことすらも憚られるほど。
本来なら、今夜は通っている養成所でささやかなお祝いが開かれる予定であったが、お流れとなってしまった。
32: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:14:54.64 ID:kQ+7QgS/o
そこへ、数十メートル先に昇降口を構える駅から歩いてきた、体格の良い男が道を尋ねる。
少女が軽いジェスチュアを交えて教えると、合点がいったようだ。
お礼にジュースでもどうかと問うので、
33: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:15:39.94 ID:kQ+7QgS/o
公共交通を数本ほど乗継いだ場所にある養成所の、壁面が全て鏡張りされたスタジオ。
大勢の女の子たちに混じって、その少女の舞う姿が見える。
34: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:16:17.83 ID:kQ+7QgS/o
それでも、栄光の舞台を目指さむと日々奮闘する数十人ものライバルを見ると――
本当に自分は芸能界への狭き階段を昇っていけるのだろうか……と云う類の思考を禁じ得ない。
無論、そんな自信の無さや幾許かの恐怖など、一種、負の情念は誰でも持つことだろう。
35: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:17:08.57 ID:kQ+7QgS/o
大勢で同じ動きを舞うことしばし。
頑張った成果か、前回踏めなかったステップをこなせるようになり、少女は足許を見ながら笑みを浮かべる。
36: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:17:48.32 ID:kQ+7QgS/o
養成所で修練していれば、そんな人物がやってくるのはままあること。
彼女は、その人物を意識しないように、ひとまず今は練習に集中するようにと、自ら云い聞かせた。
しかし逆に、インストラクターが彼女のその行動を差し止めるように呼ぶ。
37: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2014/08/10(日) 22:18:26.67 ID:kQ+7QgS/o
・・・・・・
年度が変わり、新しい一年が始まってから一箇月が過ぎた日曜の午後。
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