16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/10(日) 16:03:20.64 ID:PqSllGERo
「……海未、ケンカ売ってる?」
ちょっと目尻に力をこめて言ってみる。
すると海未は目を見開いて、
手をぱたぱたさせて、
ちがうんですちがうんですと本当に慌てだした。
まったくもう、こういうところが、
もうね。
「冗談よ。そのぐらいで動じてたら、生徒会長なんて勤まらないわ」
そう言ってあの子の頭にそっと手をおく。
細くしなやかな髪の感触、冷たい水の中みたい。
そのまま軽く撫でてしまったら
消え入りそうな声で、年上ってずるいですね、と目を伏せた。
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