24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/10(日) 16:24:44.22 ID:PqSllGERo
私に聞かせたのか、ただの独り言だったのかは分からない。
海未はこちらを振り返り、
私はずっと誰かを支えたかったんです、
と言った。
逆光が強すぎて陰になって、表情がひどく黒ずんで少し見えづらい。
でもそれは妙に大人びていて、
母親のようにも見えた。
だけどまた、
迷子の子供の姿がはっきりと重なって見えた。
「……そんなの、認められないわ」
私がそう言った。
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