29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/10(日) 16:38:06.24 ID:PqSllGERo
逃げ場を失った海未はマンションの冷たい壁に背中を軽く押しつけられる。
髪がはらりと広がって
いつものシャンプーの奥に海未の匂いがした。
上目で見上げる瞳の光も震えていて、
半開きの唇は言葉も紡げないまま柔らかそうな舌をのぞかせている。
どうしよう、この子超かわいい。
って、そんな場合じゃないわ。
私はその唇に、ではなくて
右側の耳たぶへ息が当たるほど濡らした口を近づける。
ぴくん、とうなじが波打つのを感じた。
その敏感な波しぶきが押しつけた私の胸に伝わって
奥深くへとこぼれ落ちる。
いけないいけない、理性を失ってはだめ、
かしこいかわいいエリーチカ。うん。
私は極限まで海未に近づけた唇でそっとささやいてみせた。
58Res/29.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。