36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/10(日) 16:54:09.42 ID:PqSllGERo
すると頭の上から、重たく冷ややかなため息が流れてきた。
人の息が頬や鼻の下に当たるのって、結構気持ち良いのね。
ましてそれが……やめよう。
こんなに近いと、心、読まれてる気がするから。
こちらを見下ろすため息の主は、
アニメのキャラみたいに分かりやすいジト目を向けている。
その彼女の肩からすべりおりた黒髪の毛先が風に揺れて
私のうなじをくすぐるのが、
目を閉じてしまいそうなほど心地いい。
あの子と私の心の温度差、たぶん今ものすごいことになってる。
どうしてこんなことしたんですか、と聞かれた。
そうするしかないと直感したからだ。
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