過去ログ - 幼馴染「彼氏出来たから紹介するね」男「…え?」
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487:名無しNIPPER
2015/06/22(月) 22:56:29.31 ID:59XJnFpqO
男「うん。彼みたいな『強い人間』は必要なんだ、誰もが躊躇う空間で躊躇うこと無く言える人間だから」

先輩妹「気が強いってことですか?」

男「少し違う、彼は気は強くない方だと僕は思ってる。ここぞという時に、彼は口を開くことは出来ない性格だよ」

男「けどねそれでも彼は【一度覚悟を決めたら絶対に諦めない】。元より、彼の強さとはそういった諦めの悪さ」

男「意地になるほど彼は悪あがきを惜しまない。言ってしまうとね、別れた彼女のことすら──彼は諦めてないかもしれない」

男「そうなる前に僕が努力の矛先を、此方に向けてしまったのだけれど」

男「だからこそ、僕は彼の本来の強さを疑わないよ。そうなって、こうなるって幼馴染だからこそ信頼してるんだ」

先輩妹「言葉は言い様によって変わる、とは。まさに貴方がしらしめてくれますね、つまりは使い勝手のいいコマだと?」

男「受け取り方は君に任せるよ、うん」

先輩妹「これもまた貴方に以前、質問したことですが憶えてますか?」


『先輩さんは……もし自分の罪で、他の誰かが巻き込まれて危なく経った時に、』

『──貴方はどんなに屈辱的なことでも受け入れられることが出来ますか?』


男「覚えてるよ、だから僕は『難しい質問だ。僕としてもはっきりと口にしにくいかな、君に対してであっても、少しだけ躊躇するよ』と答えたよね」

先輩妹「…今なら素直に聞ける気がするんです、答えてください、例え傷つけてしまう言葉だとしても、私は今聞いておきたいです」

男「なぜ?」

先輩妹「覚悟のために」

男「…そっか、君にとって同君も…なるほど、さっきから君の態度がおかしいと思ってたけれど、苛ついてたんだ」


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