過去ログ - ちひろ「一人暮らし始めました?」
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2014/08/10(日) 22:36:39.83 ID:nA/wfccU0
☆CG事務所
ちひろ「プロデューサーさん、今まで実家暮らしだったんですか?」
モバP「えぇ。恥ずかしながら大学も実家から通っていたんで、初めての一人暮らしなんですよ」
ちひろ「そうなんですか」
モバP「仕事が一段落して落ち着いている間に引っ越したのはよかったんですが、慣れるのに時間がかかることを計算してなかったのは誤算でしたね」
ちひろ「あー、だからここ一週間くらい様子がおかしかったんですね。事務所の子も何人か心配していたみたいです」
モバP「そんなにですか?」
ちひろ「普段は糊のきいたYシャツにピシッと整えられた髪型で出社していた人が、見るからにやつれて仕事していれば何かあったのかって案じるのは当たり前です。スーツとネクタイの組み合わせも前と違ってバラバラでしたし」
モバP「あはは……すいません。ご心配をおかけしまして」
ちひろ「事務所のみんなにも……いえ、アイドルの子たちには伝えないでくださいね」
モバP「あーそのことなんですが」
ちひろ「はい?」
モバP「ウチの母は専業主婦だったんですよね」
ちひろ「は、はい……?」
モバP「しかも父方の祖父母と同居ですから、基本的に家に誰か居たんですよ」
ちひろ「あの、すいません。話が見えないんですけど」
モバP「加えて一人っ子だったんで結構甘やかされて育ったんですよ。家に帰れば必ずおやつが用意してあるような家庭でした」
ちひろ「もしかして……」
モバP「そうなんです。今まで家の鍵というものを持ったことがなくて。父親から『お前は仕事が出来る人間かもしれんが、一般的社会人と呼ぶには抵抗を覚えるほど抜けた部分がある。憚りながら鍵は複製して勤め先に預かってもらえ。お前が勤めている会社なんだ。そのくらいの柔軟性はあるだろう』と忠告されたわけです。なんとかお願いできませんかね?」
ちひろ「(百人以上のアイドルを飄々とプロデュースするほど有能な人だと思ったら、変なところで抜けてるんだよなー。プロデューサーさん。特に男女関係に極端に疎いところとか)」
ちひろ「分かりました。事務所の金庫に保管しておきます。私が特注した一品ですから、例え世界レベルのピッキング技術を持つ泥棒が相手でも大丈夫です。安心して預けてください」
モバP「いや、そこまでしてもらわなくても構いませんよ。むしろこの鍵はちひろさんに持っていて欲しいんですよ」
ちひろ「わ、私にですか……」
モバP「俺はちひろさんに持っていて欲しいんです。なんなら自由に出入りしてもらって良いですよ。皆、そうしてますし」
ちひろ「だ、だめですよ。いくら事務所でたった二人の社員だからってそんな……みんな?」
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