過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
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276: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2014/09/07(日) 03:07:36.86 ID:+8rYB4VM0






緩やかな風が、頬をなでる。


教室内にいるというのに、どうした事か。不思議に思って視線を漂わせてみれば、近くの窓が開けていた。
大方、近くで談笑している男子が開けたのだろう。別段寒いわけでもないので、それは構わない。

しかしこうして風を受けていると、自然と思い出してしまう。



一人の少女とした、一つの約束を。



自身の想いを告げ、振られて、そして約束をした。

あの時も、気持ちのいい風が吹いていたのを覚えている。


光陰矢のごとしとはよく言ったもので、あの時から既に一ヶ月近くが経過していた。
あの慌ただしくも充実していた日々が、今ではとても懐かしい。

まぁもっとも、あいつらからは今でも色々と相談事は受けるけどな。
ケータイひとつで簡単にやり取り出来るのだから、便利な時代である。


俺がこうして学校生活へと戻ってきてから、当初は少なからず騒がれたものだ。
なにせライブで醜態を晒したあのプロデューサーが、問題を起こして辞めて帰ってきたのだ。
そりゃ、ある事ない事言われるのは仕方の無い事。

最初の頃は結構大変だったな。
下駄箱にゴミ入れられるわ、教室の黒板に悪口書かれるわ、陰口囁かれるわ。

……最後のは前からだった気もするが。

だが、俺としてはそんな事はどうでもいいのだ。
そんな問題は些細な事でしかない。


何故か。それは、今の俺の状況を見ればすぐに分かる。




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