過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
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521: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2015/01/28(水) 00:33:00.78 ID:EUsZDlfE0


そう言った雪ノ下の瞳は淀みなく、お世辞だとか、励ましだなんて気持ちは感じられない。
否。そんな言葉を、雪ノ下雪乃が言うわけがない。それは俺も良く知っている事だろ。


彼女は、本心から言っていた。



雪ノ下「私なんかよりも、あなたの方が分かっているでしょう。あのプロダクションで、“19位”という順位を勝ち取るのがいかに難しい事かをね」

由比ヶ浜「そうだよヒッキー! デレプロって言ったら、百……えっと…………ひゃくー……?」

雪ノ下「183名よ」

由比ヶ浜「そ、そう! 183人もアイドルがいるんだよ!? その中で19位だなんて凄いよ!」



雪ノ下に続き、由比ヶ浜までもが声を上げる。
恥じる事は無いと、その目が訴えかけてくる。



雪ノ下「もちろん、他の子たちもね。皆あなたが同情する程弱い子たちではないわ。そうでしょう?」


八幡「……雪ノ下」



きっと、今の俺はさぞ阿呆面に違いない。

雪ノ下も由比ヶ浜も、きっと俺を元気づける為に言っているわけではないのだ。
いや、そういった気持ちもあるのかもしれない。けど、本当に言いたい事はそうじゃない。


ただ19位という凛の結果を“悪い結果”だと、そう思ってほしくないんだ。


それは誇って良い結果だと、そう言いたいんだ。





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