過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
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816: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2015/04/12(日) 07:16:09.37 ID:KkjBZhkB0


ステージへ向かおうとした葉山へ呼びかける。

これから俺は、血迷った事を言う。それだけ先に言っておく。
きっとこれが最初で最後で、もう言う事は無いだろう。

それでも、言っとかないと後悔しそうな気がしたから。






八幡「ありがとな」






表情は変えず、目線はそっぽを向いたまま。
だがそれでも、葉山が驚いているのは分かった。

その後に、微笑んだのも。






葉山「……どういたしまして」






それだけ交わして、俺たちはステージへと向かった。



たぶん、俺のライブもこれが最初で最後。
こんな青春の一幕みたいな事をやるなんて、昔の俺じゃ考えられなかったな。

しかし、今回ばかりは良しとしよう。



真っ白な嘘というものがある。真っ赤な嘘が人を騙す為のものなら、真っ白な嘘は人を救う優しい嘘。

そして、必要悪というものもある。その悪があるからこそ、世は成り立つ。


だからきっと、嘘であり悪であるとしたこの青春も。



……案外良いものだ。そう、少しだけ思えた。








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