過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
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891: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2015/05/11(月) 00:52:31.94 ID:BguSUa0P0



かくして、俺の担当アイドルお宅訪問は気恥ずかしさMAXで幕を閉じた。
あの後もお茶を淹れて貰ったり、少し話をしたりしたのだが、ただただ俺(と凛)が慌てふためいていただけなので割愛する。誰も自分の恥ずかしい経験を語りたくはないだろう。

でも、殴られたりしなかったのは助かったな。親父さん怖い人じゃなくて良かった……
まぁでも、よく考えてみれば当然か。あの凛を育ててきた両親だ。

良い人たちでない、はずがない。



帰り際、凛とハナコが見送ってくれた。
本当はご両親も付き添いたかったそうだが、凛が全力で止めていた。正直助かったな。



凛「それじゃ、また明日事務所でね」

八幡「おう。また明日」

凛「ほら、ハナコも」



抱えていたハナコを、少しだけ俺の方へと寄せる凛。
俺は特に迷いもせずその頭を撫でた。

気持ち良さそうにするハナコを見て、自然と頬が緩む。



八幡「んじゃ、またな」



名残惜しそうなハナコにそう言って、俺は歩き出した。
やがて少し離れた所で、誰に言うのでもなく、小さな凛の声が聞こえてくる。



「……ハナコは良いよね」



その言葉の意味はよく分からなかったが、俺は気にせず歩みは止めない。

返事は、きっとハナコがしてくれる事だろう。






おわり





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