過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
1- 20
972: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2015/06/21(日) 18:15:56.36 ID:B7oNwt+N0



八幡「……とりあえず、一端荷物置きに行くか。挨拶もしておきてぇし」

凛「そうだね。ゆっくりするのはその後って事で」



こういう時、凛のまともさは大変ありがたい。
名残惜しそうにグラスを見つめる楓さんも連れ、広間を後にする。



早苗「終わったらちゃんと戻って来なさいよー!」

文香「…………」 ぺこ



去り際に嫌なお誘いを受けてしまったが、すっぽかしたら後が怖いんだろうな。
何より、動けずにいる鷺沢さんが不憫であった。

……つーか、楓さんを連れて夜中に押し掛けて来たりしないよな。なんかマジであり得そうで怖くなってきた。



近くに階段を見つけたので、荷物を担ぎ直して登りにかかる。ここ、エレベーターとか無いのかしら……

途中窓があったので覗いてみれば、まだ昼間だとのに薄暗い景色であった。恐らく、周りを森に囲まれている事を除いても。



凛「なんか、天気悪いね」

楓「確か予報では雨だったかしら。酷くならないと良いけれど」



二人の会話を耳にしつつ、何となく外の景色から視線を外せない。


何か、嫌な予感がするな。

それが訪れたことの無い地に足を踏み入れた緊張からなのか。それとも、未だ始まっていない新たな仕事への焦燥なのか。俺には分からない。

しかし、分かっている事もある。



俺の嫌な予感は、大体当たる。



何の根拠も無いが、ぼっち暦の長い俺だからこそ感じ取れるものもある。……なんかちょっと蘭子に毒されてないか俺。

まぁ、何も無ければそれに越した事はない。



形容し辛い気持ちを振り払うかのように、俺は踵を返して歩き出した。








<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/405.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice