過去ログ - 勇者「それでも俺は魔王を倒す」ヒロイン「言うと思った」
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10: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/11(月) 11:01:22.85 ID:ZbuWHB4fO
【森】

勇者「…でも、魔王を倒すって言ったって…どこに向かえばいいんだ?」

戦士「この森を抜けるともっと大きな街がある、とりあえずの目的地はそこだ。魔王の居所も、その街で情報を集めればわかるかもしれねーしよ」

勇者「わかった」

戦士「…ま、田舎育ちの俺達には世界の事は正直よくわかんねーけど、魔王を倒せば世界中の皆が平和に暮らせるんだろ?」

戦士「だったらやるっきゃねーよな!よし、張り切って行くぜ!!」

勇者「…うん、そうだな」

勇者「…ところでヒロイン」

ヒロイン「はい」

勇者「ヒロインは一体何者なんだ…?あの街の住人でもないみたいだし、どうして俺や戦士の事を…」

ヒロイン「…それを知ってどうするの?」

勇者「どうって訳じゃないけど…仲間の正体ぐらい気になって普通だろ」

ヒロイン「言わなかったっけ?『気が向いたら』教えるって」

勇者「…意地悪だな」

ヒロイン「意地悪?あなたの名前を教えてあげて、旅にまで付き合ってるのに?」

勇者「…ごめん、言い方が悪かった。じゃあ…質問を変えるよ」

勇者「どうして旅に付き合ってくれるんだ?俺は何か本能っていうか、魔王を倒さなくちゃならない使命みたいなものを感じてるんだけど…」

勇者「ヒロインも魔王を倒したいのか?」

ヒロイン「…違う」

勇者「ならどうして…?」

ヒロイン「…そこに勇者がいるから」

勇者「えっ…」

戦士「おーい!お前ら、早くしないと日が暮れちまうぞ!」


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