過去ログ - 女騎士「黒パン固ぇwww」 -SS速報VIP

過去ログ - 女騎士「黒パン固ぇwww」

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876:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 15:10:01.43 ID:fwVVDlso0
第三憲兵隊が、第一憲兵隊を裏取りを進めて数日。先輩憲兵はいつもどおり執務室で仕事をこなしていた。

先輩憲兵「思っていたより早かったな」

彼女しかいないはずにも関わらず、そう言葉を発すると暗がりになっている場所から少し薄汚れた装いの男が、すっと現れる。

以下略

877:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 15:31:32.60 ID:fwVVDlso0
そこからの先輩憲兵の動きは早かった。突入のための人員の確保のため、部隊長への打診と該当する屋敷の間取り図の手配、それらをその日のうちに手配する。当然、第一に気取られないように内密に。

先輩憲兵「（あとはラトキズが当日、乱入しないことを祈るだけだが）」

当然、ラトキズもこのことを知っている可能性は高い。今回は奴が来る前に事を済ませないとならない。それでなければ、重要な証拠を押さえられない可能性が出てくる。

以下略

878:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 15:39:04.67 ID:fwVVDlso0
先輩憲兵「（西方特有の動きというべきかもしれないな）」

西方の民はどちらかというと土着している。その大地に生き、そして共に朽ちる。敵を向かい討つ時は、一族郎党、それこそ女子供を含め、敵がいなくなるまで討つ。

今でこそ、この国を含め、その他の地域にも交友を持っているが、他の国々から見ても閉鎖的な地域ではある。

以下略

879:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 15:54:21.63 ID:fwVVDlso0
慌しい時間はあっという間に過ぎ、気づけばサトリロの屋敷に突入する日を迎えた。作戦は少数で屋敷に潜入し、残りは合図が出次第屋敷を包囲して一網打尽にすると言う内容だ。

先陣を切って潜入するのは先輩憲兵を筆頭に、彼女が信用する腕利きを五名ほどだ。

「なんだ、貴様らは」

以下略

880:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 16:12:00.29 ID:fwVVDlso0
「何の騒ぎだ？」

「どうも、第三憲兵隊がここの辺りに、例の盗賊が現れると聞いて周辺を調べているようです」

その騒ぎに気づいたサトリロの商人が、部下に状況を確認する。

以下略

881:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 16:20:03.75 ID:fwVVDlso0
「話が違うではないか！」

「まさか、こんなに早く…」

答えにならない、狼狽した言葉が漏れる。

以下略

882:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 16:31:14.50 ID:fwVVDlso0
「はぁ、はぁ、ここまでくれば…」

サトリロの商人は屋敷に作った隠れ通路を使い外に出る。辺りには誰もいない。

「しかし、通路が見つかるのも時間の問題だ。急がなければ」

以下略

883:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 16:44:02.37 ID:fwVVDlso0
「があ！　あぐ、あ」

地面に転がるサトリロの商人を見る、ラトキズの目はどこまでも冷めたものだ。

先輩憲兵「ラトキズ…！」

以下略

884:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 16:52:59.97 ID:fwVVDlso0
先輩憲兵「不始末？　貴方はあの刀を持って飛び出していっただけでしょう！」

従兄「そうなるよな。いや、伝言残す余裕もなくてさ。正しくは、こいつらに奪われた刀を追ってたんだ」

考えてもいなかった事態に、先輩憲兵は言葉を失う。

以下略

885:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 17:08:15.89 ID:fwVVDlso0
従兄「なら、用はねぇよ」

今度はサトリロの商人の首筋に蹴りを入れると、そのまま気絶した。

従兄「後頼む、こうなればハルドゥムってとこに殴りこむしかなさそうだなぁ」

以下略

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