13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/13(水) 22:29:16.89 ID:Gm5y04qy0
揺すっても呼び掛けてもなんの反応もしてくれない藍子に、嫌な予感はどんどん重みを増し、更には不気味な感情を覚える。
胸からせり上がってくる何とも言えない… 強いて言うなら吐き気の様な感覚を呑みこみながら、俺はそっと藍子の正面に回り込んだ。
強く揺さぶったのに、変わらず姿勢がいいのは、藍子らしいと形容しても誤謬は無い。
眠っているにせよ、俺に悪戯しているにせよ、藍子は礼儀正しい子だから。
だけど、そんな姿勢のまま若干斜めに固まったままの藍子に、恐怖心とも取れないものを覚えたって、きっと笑う奴なんて居ないだろう。
「なんだよ、これ………」
………眠っている筈なのに、どうして目が半開きなんだ?
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