47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/13(水) 23:10:31.15 ID:Gm5y04qy0
藍子の死から一週間は本当に大変だった。
記者に追われ、あらぬうわさが流れ、事務所が潰れでもしたらどう責任を取ってくれるのかとそればかりを考えていた。
でもまぁ、俺が一番心配していた問題は驚くほど丸く収まった。
…藍子の親だ。
藍子は本当に楽しく活動していたからって、特に何の御咎めも無かった。
葬儀に参列してくれればいいって話だった、それだけ。…歌鈴と一緒にだけど。
「あつい…」
今はその言葉しか出てこない。
氷なんて一瞬で溶けてしまった水滴まみれのグラスから生ぬるい麦茶を啜る。
ぬるい液体が胃に染み渡る感覚は、不快以外の何物でもなかった。
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