7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/13(水) 22:21:15.08 ID:Gm5y04qy0
___
「おはようございます」
とりあえずいつも通り挨拶をしながら、室内を見渡してみる。
期待した通り、室内は壁一枚隔てられた外とは別世界だった。
締め切られたガラス窓から降り注ぐ光が、この室内とはあまりにかけ離れている。
本当だったら心地いいと思うはずなのに、どこかうすら寒い。不気味なほど静まり返っていて、誰かいる筈なのに明かりの一つもついていない。
「誰もいないのか……… って、藍子?」
何処か戸惑ったような足取りで自身のデスクを目指しながら、彼女… 高森藍子の姿を確認した。
他の誰が座っている訳でも無いのに、ソファーの端に申し訳程度に腰掛けている。
綺麗に纏められた髪を、後姿だとはいえ流石に彼女以外とは間違えない。
85Res/43.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。