過去ログ - マイリトルポニー&チェンジリング 愛情も魔法
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10: ◆QWO3xeEtwU
2014/08/19(火) 22:57:38.47 ID:vJ+4MKKz0
QC(悪意を持たれては愛を喰うことは叶わないからな……うけいれてもらえるのはありがたい)

 食料を与えてもらい、元気になったらしばらく仕事を手伝ってもらう条件で、村人は彼女らを温かく迎えた。
 この地域にだけ生える石草の魔翌力は建材として使える木にも及んでおり、決して火事にならない材木としてもてはやされているらしい。
 そのおかげで外界から商売に来るものも多く、水道や道路などインフラの整備はあまりされていないものの、意外に豊かな暮らしをしているらしい。
 クリサリスらに出された食事からもそれがうかがえ、トワイライトに敗れて以降、絶食や粗食で体力も衰えた彼女らにとっては、久々のまともな食事であった。。
 この村の住人は皆肉食ではないのだが、なぜか肉を出す準備が出来ていたようで、クリサリスが自分達は肉食であることを告げると、丁度捌いたばかりだという年老いた火炎ラクダの肝臓を振る舞ってもらえた。
 他の部位はあいにく口をつけることは叶わなかったが、栄養のある臓器だけに、彼女達が英気を養うにはちょうど良い食事であった。
 あまり王族などと接する機会がないせいか、村人たちは逆にクイーンという名を聞いても村人たちは怖気づいたりせず、普通の客人のように扱っている。
 『大きな女性だが、婿さんはいるのかい?』とクリサリスが聞かれれば、『何人でも構わんが、貰おうか?』と、女王らしく複数の男を侍らすのが普通という態度を見せつけたりもした。
 そんな冗談を言い合っているうちに、もともとの整った容姿が幸いしたのか、クリサリスに好意を向ける若者もいるようで。作り笑いの練習も役に立つものだなと、クリサリスは一人ほくそ笑んでいた。

QC(体力の回復をしなければならないがためにこの村に寄ってみたが……私を愛してくれる男性が現れるとは、好都合だ。魔法で自分を愛するだけの抜け殻にしてやって、男を使い捨てたらこの村を去ってやろうか……それとも、ここで兵隊を産んで戦力を整えようか……)
 そう思いながら、クリサリスは二週間をこの村で過ごした。
 その頃には、青いタテガミと薄青の体色を持つフレイムポニーのユニコーン、ラピダッシュ種の男であるブルーラブラドライトはクリサリスにべたぼれである。クリサリスは恋心を抱く男とクリサリスは親密な関係になって利用してやろうと、二人は夜に家を抜け出して会う約束をして昼の農作業を終えるのであった。



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